インドネシア ジャワ島の製糖工場機関車
インドネシアは、東南アジアに位置する世界最大の島嶼国家で、赤道をまたいで約1万7千の島々から成り立っています。そのなかでジャワ島は5番目に大きな島で、政治・経済・文化の中心で、首都ジャカルタも同島に置かれています。歴史的には17世紀初頭にVOC(オランダ東インド会社)の拠点となり、その後オランダの植民地支配が確立しました。19世紀にサトウキビの強制栽培制度(1830~1870年)が敷かれると、砂糖は重要な輸出品となりました。製糖工場は制度と結びついた大量生産の核として整備・拡大し、サトウキビの収穫と工場への輸送のための鉄道が敷き詰められました。戦後独立を果たすと製糖工場は国営となり統廃合されました。1970年代になると産業再編と道路輸送の拡大で、多くの鉄道は縮小あるいは廃止されましたが、一部では近年まで蒸気機関車での輸送が続きました。いくつか撮影できた製糖工場の機関車を紹介します。
- Banjaratma バンジャラトマ製糖工場 中部ジャワ州ブレベス県
- Ceper Baru チェペル・バル製糖工場 中部ジャワ州クラテン県チェペル
- Jatibarang ジャティバラン製糖工場 中部ジャワ州ブレベス県ジャティバラン
- Pakis Baru パキス・バル製糖工場 中部ジャワ州パティ県タユ周辺
- Semboro センボロ製糖工場 東ジャワ州ジェンベル県センボロ
- Sindanglaut シンダンラウト製糖工場 西ジャワ州チルボン県レマハバン地区
- Sragi スラギ製糖工場 中部ジャワ州プカロンガン県スラギ
- Sumberharjo スンベルハルジョ製糖工場 中部ジャワ州ペマラン県
- Tasikmadu タシクマドゥ製糖工場 中部ジャワ州カランアニャール県
- Trangkil トランキル製糖工場 中部ジャワ州パティ県
機関車の諸元は、ロブ・ディキンソン氏のThe International Steam Pagesを参考にさせていただきました。感謝します。