台湾C50→CT230蒸気機関車
台湾のC50形は元国鉄のC501~5です。1929年(昭和4年)に三菱で4輌(1~4号)、汽車製造で1輌(5号)の合計5輌製造されました。1941年(昭和16年)に、海南島で使用するため軍に供出されましたが、台湾で留まり台湾総督府鉄道で使用されたと言われています。供出先が陸軍か海軍か、なぜ行き先が台湾になったのか、信頼できる一次資料は確認されていないため詳細は不明です。終戦時点では貨物用として3輌が稼働状態でした。戦後は台湾鉄路管理局に5輌が引き継がれCT230形となり入換用として使用されました。なお1947年に高雄機務段で撮影された写真が残っていますが、C503があり、少なくともこの時点ではナンバープレートは変更されておらず、形式名改称はそれ以降であったと考えます。また入換用となった理由は、日本でも比較的軸重が重く敬遠されたと言われている事に加え、縱貫線でもレールが30~37kg/mであった台湾では、重すぎるとして敬遠されたのではと考えます。また、入換用で使用されたためか、カウキャッチャーは装備されませんでした。廃車時期は不明ですが1960年代末まで使用されたと思われます。現在保存機はありません。なお台湾に渡ったC50は一次形ですが、日本には一次形の保存機がないため、二次形をもとにイメージ画像を作成しています。
C50→CT230蒸気機関車 諸元
| シリンダ直径×行程(mm) | 470×610 | 全長(mm) | 16,880 |
|---|---|---|---|
| 缶圧力(kg/cm²) | 14.0 | 全幅(mm) | N/A |
| 火格子面積(m²) | 1.61 | 全高(mm) | 3,885 |
| 全伝熱面積(m²) | 63.3 | 缶中心線高(mm) | 2,440 |
| 機関車運転重量(t) | 53.0 | 動輪上重量(t) | 44.5 |
| 炭水車運転重量(t) | 34.90 | 動輪直径(mm) | 1,600 |
| 燃料搭載量(t) | 6.0 | 最大軸重(t) | 14.90 |
| 水槽容量(m³) | 13.0 | 軸配置 | 2-6-0 |