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台湾C57→CT270蒸気機関車

CT275 嘉義機関区 1977年 CT278 嘉義駅構内 1977年
CT280 嘉義駅 1977年 CT275 嘉義~台中間(場所不明) 1977年
嘉義機関区、嘉義駅および嘉義~台中間 1977年

台湾鉄路管理局のCT270形には、二種類の来歴があります。まず戦前の台湾総督府鉄道のC57形は国鉄C57二次形と同形で、1941年(昭和16年)に導入予定であった2輌が翌年に繰り越され、日立で製造されました。さらに1943年(昭和18年)に4輌が川崎で製造され、戦時中の旅客輸送で使用されました。戦後は台湾鉄路管理局CT270形となり、戦争で疲弊した設備と中華民国政府の台湾移転などのなかで使用されました。中華人民共和国の成立と朝鮮戦争で危機感を感じたアメリカ政府は、台湾に対して社会の安定と発展のため援助を行いましたが、そのなかで1953年日立で製造された8輌が追加されました。これらは最初からCT270形として製造され、台湾向けに煙室扉のクリートやカウキャッチャーが装備されていました。また戦前のC57と仕様を同一にするため、日本国内のC57が四次形までなっていたのに、あえて二次形で製造されました。これが日本で製造された最後の国鉄形蒸気機関車となり、台湾でも最後に導入された蒸気機関車となりました。主に旅客用として電化されるまで使用されました。現在、基隆の情人湖公園(CT271)、二水の二八水公園(CT278)、宜蘭の中興文化創造園区(CT284)の3輌が静態保存され、2014年に動態復活したCT273がイベント用として使用されています。

C57→CT270蒸気機関車 諸元

シリンダ直径×行程(mm) 500×660 全長(mm) 20,330
缶圧力(kg/cm²) 16.0 全幅(mm) N/A
火格子面積(m²) 2.53 全高(mm) 3,945
全伝熱面積(m²) 168.8 缶中心線高(mm) 2,400
機関車運転重量(t) 67.50 動輪上重量(t) 41.32
炭水車運転重量(t) 47.46 動輪直径(mm) 1,750
燃料搭載量(t) 12.0 最大軸重(t) 13.96
水槽容量(m³) 17.0 軸配置 4-6-2