台湾110蒸気機関車
110形は、1910年(明治43年)と1911年(明治44年)に、アメリカのアルコ社スケネクタディ工場(ALCO Schenectady)で2輌製造された2-6-0形のテンダー機関車です。従来、台北~打狗(高雄)間で使用されていた70形(戦後のBT40形)は、途中の勾配区間では牽引力不足という問題があったため、その欠点を補う目的で本形式が発注されました。しかし、期待されたほどの成績を挙げられなかったのか、1934年(昭和9年)と1936年(昭和11年)に廃車となりました。同形の国鉄8550形が60輌以上製造され、1950年(昭和25年)ごろまで使用されたのに比べると、110形は短命であったといえます。現在、保存車輌はありません。
110蒸気機関車 諸元
| シリンダ直径×行程(mm) | 432×610 | 全長(mm) | 15,018 |
|---|---|---|---|
| 缶圧力(kg/cm²) | 12.0 | 全幅(mm) | 2,451 |
| 火格子面積(m²) | 1.58 | 全高(mm) | 3,740 |
| 全伝熱面積(m²) | 109.0 | 缶中心線高(mm) | 2,096 |
| 機関車運転重量(t) | 40.65 | 動輪上重量(t) | 33.62 |
| 炭水車運転重量(t) | 22.43 | 動輪直径(mm) | 1,372 |
| 燃料搭載量(t) | 2.81 | 最大軸重(t) | 11.94 |
| 水槽容量(m³) | 11.4 | 軸配置 | 2-6-0 |