C58形蒸気機関車

国鉄形のテンダー機関車としては唯一、2-6-2(1C1)の軸配置を採用した形式で、昭和13年(1938年)から昭和22年(1947年)に汽車製造、川崎で427輌製造されました。この機関車は先に登場したD51形の近代設計と外見を取り入れ、8620形と9600形の共通の後継機を目指した支線用の客貨兼用の中形機関車です。この機関車は樺太庁鉄道C51形として14輌使用されたほか、25輌が軍に供出され東南アジア方面でも使用されました。客貨用または入換用として各地で昭和49年(1974年)まで使用され、秩父鉄道で動態保存されているほか、44輌が静態保存されています。
C58形 諸元
軸配置 | 2-6-2 | 動輪直径(mm) | 1,520 |
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機関車運転整備重量(t) | 58.70 | 軸重最大(t) | 13.52 |
炭水車運転整備重量(t) | 41.50 | 缶圧力(kg/cm²) | 16.00 |
全伝熱面積(m²) | 137.60 | シリンダ直径×行程(mm) | 480×610 |
火格子面積(m²) | 2.15 | 全長(mm) | 18,275 |
ボイラー水容量(m³) | 4.60 | 全高(mm) | 3,940 |
水タンク容量(m³) | 17.0 | 機関車長(mm) | 12,960 |
燃料搭載量(t) | 6.0 | 炭水車長(mm) | 7,125 |
動輪上重量(t) | 40.52 | 缶中心線高(mm) | 2,400 |